カーローンの金利相場はどれくらい?利息の計算方法や借入先を選ぶ際の注意点も解説
マイカーを購入する際、購入資金の借入先としてカーローンを検討するのが一般的です。
カーローンの利用を考える上で「金利の相場はどのくらいだろう」「カーローン選びで借入先を比較するポイントを知りたい」といった疑問を持つ人は少なくありません。
本記事では、カーローンの金利について相場や覚えておくべき基礎知識を詳しく紹介しました。
利息や返済額の計算方法やカーローン選びで確認すべきポイント、申込前に覚えておきたい注意点も取り上げています。
カーローン選びの参考にして、自分に合う借入先を見つけましょう。
Contents
カーローンの金利相場は1.0%~でローン商品によって異なる
カーローンの金利は借入先やローン商品のタイプによって異なり、金利相場は以下の通りです。
| カーローンのタイプ | 金利相場 |
|---|---|
| 銀行系マイカーローン | 1.0~5.0%程度 |
| カーディーラーのディーラーローン | 5.0~10.0%程度 |
| カーディーラーの残価設定型クレジット | 4.0~7.0%程度 |
| 中古車販売店の自社ローン | 利息ではなく分割手数料を支払う |
例えば銀行系マイカーローンなら金利の相場は1.0~5.0%程度、ディーラーローンは5.0~10.0%程度と借入先によって差があります。
カーローンを選択する際はカーローンのタイプごとの金利相場や特徴を知り、比較検討の基準の1つとして活用しましょう。
銀行系マイカーローンの金利相場は約1.0~5.0%
銀行系カーローンは、銀行や信用金庫などの金融機関が提供しているカーローンで、金利は約1.0~5.0%。
銀行系マイカーローンの金利相場と特徴は以下の通りです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 金利相場 | 約1.0~5.0% |
| メリット | ・他のカーローンより金利が低い傾向にある ・資金使途が広く、借りたお金を車検や修理などにも使える ・車の購入時から名義が自分になるため売却時の名義変更が不要 ・事務手数料や保証料が明朗会計で信用性が高い |
| 注意点 | ・申し込みから審査完了まで時間がかかる傾向にある ・一般的に他のカーローンより審査難易度が高い ・申込先の銀行口座を保有していないときは、口座開設が必要なケースがある |
| 車の所有権 | 契約者本人 |
他のカーローンと比較して低めの金利設定で、利息や総支払額が押さえられるのがメリットです。
ディーラーローンと比較して審査難易度が高く、申込から審査完了まで時間がかかる傾向にあるので注意しましょう。
カーディーラーのディーラーローンの金利相場は約5.0~10.0%
金利相場が約5.0~10.0%のディーラーローンは、カーディーラーが信販会社や保証会社と提携して提供している、主に新車を対象としたローンです。
ディーラーローンの金利相場と特徴は以下の通り。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 金利相場 | 約5.0~10.0% |
| メリット | ・銀行系マイカーローンと比較して審査スピードが早い ・車の購入とカーローンの契約を同時に行える ・ディーラー独自の特典やキャンペーンが利用できるケースがある |
| 注意点 | ・資金使途が車の購入費用に限定される ・返済期間が短く設定されるケースが多く、月々の返済負担が重くなる可能性がある ・原則としてローンの支払い期間は車の所有権がディーラー側になる |
| 車の所有権 | ディーラー |
銀行系カーローンと比較すると高めの設定ですが、車の購入手続きとローン契約を同時に行える利便性の高さと融資スピードの早さが魅力です。
一方、資金使途が車の購入費用に限定され、月々の返済負担が重くなるケースがある点に注意が必要です。
カーディーラーの残価設定型クレジットの金利相場は約4.0~7.0%
残価設定型クレジットは、車両本体価格の一部をあらかじめ残価として据え置き、残価以外の金額を毎月分割で支払う方法です。
残価とは残価設定型クレジット契約時に設定される、契約満了時における車両の下取り想定額を指します。
残価設定型クレジットの金利相場と特徴は以下の通り。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 金利相場 | 約4.0~7.0% |
| メリット | ・頭金や月々の返済額を抑えられる ・契約時に設定した残価が保証される ・特定車種で低金利のプランを選択できるケースがある ・ローン契約と車の購入手続きを同時に行えるので利便性が高い |
| 注意点 | ・通常ローンよりも総支払い額が高くなる可能性がある ・月間・年間の走行距離の制限がある ・契約期間中は状態維持が必要なためカスタマイズが難しい ・車両の状態によっては補修費用等の追加費用が必要になる ・原則としてローン期間中は車の所有権がディーラー側になる |
| 車の所有権 | ディーラー |
同じカーディーラーで契約するディーラーローンと比較して、残価設定型クレジットは金利が約5.0~10.0%と低く、頭金や月々の返済額が押さえられるのがメリットです。
一方、通常のディーラーローンよりも支払い総額が高くなる可能性があり、走行距離やカスタマイズといった点で制限が多いので注意が必要です。
中古車販売店の自社ローンは分割手数料を支払う
中古車販売店の自社ローンは、銀行や信販会社などの金融機関を通さず中古車販売会社が独自で提供しているカーローンで、分割手数料を支払う形式です。
自社ローンには金利はなく、カーローンの金利に相当する額が保証料や手数料という名目で上乗せされます。
自社ローンの特徴は以下の通りです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 金利相場 | 金利はなく、保証料や手数料を支払う |
| メリット | ・名目上、金利が発生しない ・銀行カーローンと比較して審査のハードルが比較的低い ・審査から契約、納車までの時間が短い傾向にある ・収入や雇用形態に不安がある人も審査に通る可能性がある |
| 注意点 | ・保証料や手数料が割高で総支払額が割高になる可能性がある ・支払い期間が短く設定されやすく、毎月の返済負担が重くなるケースがある ・頭金や保証人が必要になることが多い ・原則としてローン期間中は車の所有権が中古車販売店側になる |
| 車の所有権 | 中古車販売店 |
自社ローンは金融機関が提供するカーローンと比較して柔軟な審査を実施しているのが特徴で、銀行系カーローンに落ちた人でも利用できる可能性があります。
ただし、保証料や手数料が割高な傾向で、頭金や保証人が必要になるケースが多い点に注意が必要です。
カーローン金利の押さえておきたい基礎知識
カーローンの金利で押さえておきたい基礎知識には、以下の2つがあります。
- カーローンには変動金利と固定金利の2種類がある
- 金利には幅があり適用金利は審査後に設定される
カーローンには変動金利と固定金利の2つの種類があり、それぞれのメリットや注意点の理解がカーローン選びでは重要です。
金利の決まり方に関する知識も大切で、多くのカーローンは金利に幅が設けられています。
変動金利と固定金利の特徴や適用金利の決まり方を確認して、自分に合った方を選択しましょう。
カーローンには変動金利と固定金利の2種類がある
カーローンの金利は「変動金利」「固定金利」の2つの種類に分けられます。
| 金利の種類 | 詳細 |
|---|---|
| 変動金利 | 市場の金利動向に連動して金利が変動するタイプ |
| 固定金利 | 契約時に定めた金利が返済期間変動せず一定のタイプ |
変動金利は一定の期間が経過すると金利が見直され、申し込んだときとは変わります。
固定金利は返済が終わるまで金利の変動がなく、常に一定です。
変動金利と固定金利にはそれぞれにメリットや注意点があるので、家計の状況や毎月の支払いの予想金額などの要件を考慮して、自分に適した方を選択しましょう。
変動金利は半年ごとに金利が見直されて変更される
変動金利が適用されるカーローンは、「短期プライムレート」という市場の基準金利を基にして、半年に一度金利の見直しが実施されます。
日本銀行によると、短期プライムレートは金融機関が優良企業に対して短期で融資する際の最優遇金利です。
「短期プライムレート」とは、金融機関が優良企業向けの短期貸出(1年未満の期間の貸出)に適用する最優遇金利のことを指します。
引用元:日本銀行のホームページに掲載されている「長期プライムレート」、「短期プライムレート」はどのようなものですか?|日本銀行公式サイト
変動金利のメリットと注意点は以下の通りです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| メリット | ・ローン契約時の金利が比較的低く設定されやすい ・市場金利が下がれば返済負担が軽減される可能性がある |
| 注意点 | ・市場金利が上昇した際、返済負担が重くなる可能性がある ・金利が変動するので将来的な返済額を正確に予測するのが難しい ・返済計画が立てづらく家計管理が難しい |
変動金利は、ローン開始時は固定金利よりも金利が低く設定されるのが一般的です。
市場金利が下がれば利息も減り、返済負担が軽減されるケースもあります。
ただし短期プライムレートに連動して金利が見直されるため、市場の動向によっては固定金利より利率が上がる懸念も。
半年ごとの金利の見直しによって返済額が変わる可能性もあるので、変動金利は以下の条件を満たしている人に向いています。
- 申込当初に固定金利より低い金利で借りたい
- 金利が上昇しても返済の見通しが立つ
- 今より金利を下げられる可能性に期待したい
金利が上昇しても返済の見通しが立つなら、比較的低金利で借りられる可能性のある変動金利を選びましょう。
固定金利は審査通過から完済まで金利が固定される
固定金利が適用されるカーローンは契約時から完済までの期間、契約時に適用された金利が固定されます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| メリット | ・金利が一定なので返済計画が立てやすく家計管理がしやすい ・市場金利が上がっても支払い利息が増えるリスクを避けられる ・支払いが安定しているので心理的な不安を軽減できる |
| 注意点 | ・契約時に適用される金利が変動金利より高くなる傾向にある ・市場金利が下がっても適用金利が下がることがない |
固定金利は完済までの期間、毎月一定額の支払いを続けられます。
毎月の返済額や総支払額が変動しないため、返済計画や将来設計をしっかり立てたい堅実派の人に適した金利タイプです。
固定金利のデメリットとして、変動金利よりも借入時の金利が高く設定されやすく、市場金利が下がっても金利や返済額の面でメリットが得られない点が挙げられます。
市場動向などの状況によっては、変動金利よりも支払い利息や総支払額が高くなる可能性も。
返済計画の立てやすさを重視したい人は、固定金利のカーローンを選びましょう。
金利には幅があり適用金利は審査後に設定される
多くのカーローンで金利に幅が設けてあり、実際の適用金利は金融機関が審査後に設定します。
カーローン適用金利の主な決まり方は、以下の2つです。
1.借入金額2.他の金融サービスの利用状況
カーローンの借入金額によって適用金額が決まるタイプは、借入金額が高額になるほど低い金利が適用されます。
借入金額によって適用金利が決まるケース例
金利幅 1.65%~2.60%
借入金額501万円以上 1.65%
借入金額201万円~500万円 2.05%
借入金額200万円以下 2.60%
他の金融サービスの利用状況が影響するカーローンは、銀行系の商品に多く見られるタイプです。
申込先の金融機関の特定の金融サービスを利用しているかで適用金利が変わります。
他の金融サービスの利用状況によって適用金利が決まるケース例
金利幅 1.65%~2.60%
当行で住宅ローンもしくはカードローンの取引のある方 1.65%
取引のない方 2.60%
金利幅のあるカーローンは、金融機関によって適用金利の設定方法が異なります。
カーローンの利用を検討する際は、申込先の金融機関がどのような条件や基準で金利を設定しているか確認すると、自分にとってメリットの大きなローンを選択可能。
例えば特定の銀行で住宅ローンを組んでいる人であれば、同行のマイカーローンで優遇金利が適用されないかチェックが重要です。
適用金利の決まり方は、カーローンの比較検討の材料になるのでしっかり確認しましょう。
カーローンの利息や支払総額の計算方法とシミュレーション例
カーローンの利息や返済額を算出する計算式は以下の通りです。
| 項目 | 計算式 |
|---|---|
| 利息の合計額 | 借入金額×金利(%)×返済年数÷2 |
| 月々の返済額 | (借入金額+利息の合計額)÷支払い回数 |
| 総支払額 | 借入金額+利息の合計額 |
上記の計算式で算出できる利息や返済額は大まかな目安ですが、カーローンの比較検討の基準にするのに役立ちます。
カーローンは数百万円という金額を借りるので、金利が0.5%違うだけでも総支払額や月々の返済負担に大きな差が出る可能性も。
カーローンの金利は家計に与える影響が大きいので、カーローンを比較する際は金利を基に利息や支払総額を実際に計算して比べましょう。
固定金利でローンを利用する場合のシミュレーション例
以下の表は、固定金利で500万円のローンを組んだケースのシミュレーション例です。
【シミュレーション条件】
借入金額 500万円
借入期間 5年間(60回払い)
返済方式 元利均等返済※
※返済期間中、利息を含めた毎月の返済額が同じになるよう設定された方式
| 適用金利 | 毎月の返済額 | 利息総額 | 総返済額 |
|---|---|---|---|
| 0.5% | 84,397円 | 63,769円 | 5,063,769円 |
| 1.0% | 85,469円 | 128,092円 | 5,128,092円 |
| 1.5% | 86,550円 | 192,935円 | 5,192,935円 |
| 2.0% | 87,639円 | 258,292円 | 5,258,292円 |
| 2.5% | 88,737円 | 324,177円 | 5,324,177円 |
| 3.0% | 89,844円 | 390,575円 | 5,390,575円 |
| 3.5% | 90,959円 | 457,490円 | 5,457,490円 |
使用シミュレーター:返済シミュレーション|日本貸金業協会
上記は金利0.5%きざみでシミュレーションした結果をまとめた表で、0.5%の金利の差が利息や返済額に大きな影響を与えているのが分かります。
0.5%金利が違うと、6万円前後利息総額に違いが出る計算です。
カーローンの利用を検討する際は、同じ借入金額や借入期間でも適用される金利によって毎月の返済額や利息、総返済額に大きな差が出ます。
と具体的な数字で認識するとイメージが湧きやすいので、マイカーローン利用前にシミュレーションを行いましょう。
カーローン選びで金利以外に確認すべき6つのポイント
カーローン選びで金利以外に確認すべきポイントは以下の6つです。
- 申し込みを検討しているカーローンの申込条件や審査基準
- 保証料や手数料の金額と内訳
- 任意のタイミングで繰り上げ返済ができるか
- 借りたお金の資金使途が幅広いか
- キャンペーンや特典を適用して金利を安くできるか
- 申込手続きのしやすさや融資までにかかる時間の目安
申込条件や審査基準を確認すると、自分が申込できるカーローンローンの見極めに役立ちます。
保険料や手数料の金額や内訳、金利にかかわるキャンペーン等をチェックしておくと、予想される総支払額を算出する際に正確な金額が算出可能です。
資金使途は、車両の購入資金以外にカーローンを利用できるか確認する上で重要となる項目です。
車の購入を急ぐ際は、手続きのしやすさや融資にかかる時間の目安にも注目しましょう。
上記の6つのポイントは、自分が申し込めるカーローンを見極めたり、車の購入資金を必要な額借りられるかを確認したりするのに重要な項目です。
金利以外に確認すべき重要ポイントを理解して、自分に適したカーローン選びに役立てましょう。
申し込みを検討するカーローンの申込条件と審査基準
カーローンは金融機関や商品ごとに申込条件や審査基準が異なります。
申込条件を満たさなくても申込手続きは取れますが、審査に通過できる可能性はほぼありません。
カーローンを選ぶときは、申込条件を事前に必ず確認しておきましょう。
主なカーローンの申込条件や制限は以下の通りです。
- 年齢制限(満20歳以上、満65歳以下など)
- 収入制限(前年度収入〇〇万円以上など)
- 勤続年数の制限(勤続〇年以上など)
- 指定の保証会社の保証が受けられる
- 安定した継続収入がある
申込条件は申込先の金融機関によって異なりますが、上記はどの金融機関にもほぼ共通している項目です。
細かな条件や制限は、申し込みを検討するローン商品ごとに確認しなければいけません。
審査基準について具体的な内容を公開している金融機関はありませんが、審査では以下の4項目が重視されるのは共通しています。
年収、勤続年数などの属性情報
安定した継続収入の有無
信用情報
他社借入状況
上記4項目に問題があると、審査で返済能力や信用力に問題があると判断され審査で不利になります。
特に、信用情報に返済日から61日以上または3カ月以上の長期滞納や債務整理の情報が登録されていると審査落ちの原因になるので、滞納や債務整理の経験がある人は要注意。
情報が登録されている5年~7年の間は、マイカーローンの審査に通りにくいです。
信用情報は開示請求できるので、情報の登録が気になる人は事前に確認しておきましょう。
信用情報の開示請求は、以下の信用情報機関の公式サイトの情報を元にWebや郵送でできます。
株式会社シー・アイ・シー(CIC)
株式会社日本信用情報機構(JICC)
一般社団法人 全国銀行協会(KSC、JBA)
滞納や債務整理の情報がある人は、審査が柔軟な傾向にある中古車販売店の自社ローンを選びましょう。
保証料や手数料の金額と内訳が明確なローンを選ぶ
カーローンの契約にあたって保証料や手数料がかかるため、金額と内訳が明確なローンを選ぶのが大切です。
カーローンの保証料と手数料は、以下のものを指します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 保証料 | 保証人の代わりに保証会社を利用する際に支払う手数料 相場は借入金額の1.0~2.0%程度が一般的 |
| 手数料 | ローン契約や借入返済にかかわる次の手数料・事務取扱手数料 ・振込手数料 ・借換手数料 ・条件変更手数料 ・繰上返済手数料 など |
保証料や手数料が高額のローンを選択すると、金利の安いローンでも最終的な支払総額が増える可能性もあります。
カーローンを比較する際は、表示金利だけでなく保証料や手数料も含めて検討しましょう。
カーローンによっては保証料や手数料が予め金利に組み込まれているケースがありますが、内訳が明確でないローン商品は信頼性が低く、支払総額が高くなるケースも。
返済総額を正確に把握するためにも、保証料や手数料の金額と内訳が明確なローンを選びましょう。
お金に余裕があるときに繰り上げ返済できるカーローンがおすすめ
カーローンは借入金額が多いので、余裕資金ができたときに繰り上げ返済できる商品がおすすめです。
繰り上げ返済は返済中に借入金の元金の一部または全額を繰り上げて返済する方法で、カーローンの繰り上げ返済のメリットは以下の通り。
- 元金を前倒しで返済できるので支払利息や支払総額が軽減される
- ローン期間の短縮または月々の返済額の引き下げ効果が期待できる
繰り上げ返済すると元金の支払いに充てられる金額が増え、効率的に支払いを進められます。
利息は元金に対してかかるため支払利息が減り、結果としてローン期間の短縮や月々の返済額の引き下げ効果も期待可能です。
ただし、カーローンによっては繰り上げ返済ができません。
繰り上げ返済のメリットを活用して返済負担や利息の発生をコントロールしたい人は、繰り上げ返済ができるカーローンの利用を検討しましょう。
カーローンの繰り上げ返済をするとき、手数料が高額のケースもあります。
繰り上げ返済のできるカーローンを選択する際は手数料が発生するか、発生するなら具体的な金額はいくらか確認しましょう。
繰り上げ返済の手数料が高額だと、利息や支払総額の軽減効果よりも手数料負担の方が重くなるケースもあります。
効果的に繰り上げ返済をするなら、手数料が少ないカーローンを選びましょう。
車検や修理目的ではカーローンを利用できない可能性がある
カーローンは借入先の金融機関や商品によって資金使途が異なり、借りたお金を車の購入資金以外に利用できないケースがあります。
借りた資金を車に関わるさまざまな用途に利用したい人は、資金使途が幅広いカーローンを選択しましょう。
カーローンの資金使途の例は以下の通りです。
車検、定期点検の費用
車両の修理費用
運転免許証の取得費用
付属機器の購入資金
マイカーローンの借り換え など
例えば免許の取得を目的としてカーローンを組むなら、利用が認められている商品を選ばなければいけません。
カーローンの借入金を車両購入資金以外にも利用したいときは、資金使途の範囲を具体的に調べ、利用目的に合っているか確認しましょう。
キャンペーンや特典を適用して金利が安くなるカーローンもある
カーローンによっては金利優遇のキャンペーンや特典が適用できるので、事前に情報をチェックしておくのも大切です。
金利優遇のキャンペーンや特典を利用するには、金融機関が提示する特定の条件を満たす必要があります。
特定の条件の例は以下の通り。
- 特定商品(住宅ローンなど)の利用
- 給与振込や公共料金引落の登録
- 特定車種の購入
- 他社からの借り換え
銀行が提供するカーローンなら、住宅ローンの利用や給与振り込みで特典が適用される可能性もあります。
ディーラーローンでは特定車種の販促を目的として、金利が割り引かれる例も。
キャンペーンや特典は期間限定のケースが多いので、定期的に金融機関やローン会社の最新情報を確認しましょう。
申込手続きのしやすさや融資までにかかる目安時間もチェック
カーローンを選ぶときは、申込手続きのしやすさや融資実行までの目安時間の確認も行いましょう。
カーローンで車を購入する際は、基本的にローン審査を通過してから車を発注する流れです。
手続きや審査に時間がかかり融資実行が遅くなると、車を発注できるタイミングも先送りになります。
「人気車種を購入したい」「できるだけ早く車が必要」というケースで、融資が遅いと購入機会を失う原因になる可能性もあります。
カーローンを選択する際は、申込手続きのしやすさや融資スピードにも注目しましょう。
「申込手続きの手間や時間をできるだけ短縮したい」「審査スピードの早いカーローンを選びたい」という人には、Web申込に対応したカーローンが適しています。
カーローンの申込前に覚えておきたい5つの注意点
カーローンの申し込み前に覚えておきたい注意点には、以下の5つがあります。
- 審査に通っても融資実行まで時間がかかる場合がある
- 審査の結果、適用金利が上限金利になる可能性がある
- 車の維持には毎月の支払い以外にも費用がかかる
- 返済期間中に車を手放してもローンは残る
- 審査に通らず再申込するなら審査対策が必要になる
審査に通ってから融資実行までに時間がかかり、車の購入が遅くなるカーローンもあります。
審査結果によって思っていたよりも金利が高くなると、支払いが難しくなる可能性も。
カーローンで車を購入後にも維持管理などに費用がかかり、返済期間中に車を手放してもローンの残高をなしにはできません。
申し込み前に5つの注意点に関する理解を深めて、契約後に「こんなはずではなかった」と後悔しないカーローンを選びましょう。
審査に通過できても融資実行まで時間がかかる場合がある
カーローンは金融機関やローン会社によって、融資実行までに必要な時間が異なります。
審査通過後、実際に融資が行われるまで数週間かかる金融機関もあるので、1日でも早く融資を受けたい人は事前に融資実行までの目安時間を確認しましょう。
一般的に、銀行系のカーローンは融資まで1週間~2週間程度と時間がかかる傾向です。
融資スピードを重視したい人は、銀行系カーローンよりも融資スピードが早いディーラーローンや自社ローンを検討しましょう。
銀行系カーローンの利用を検討する人は、車の購入先に支払い期日を確認し、融資実行までの目安時間を踏まえて手続きを進める必要があります。
支払期日に間に合うよう、早めにローンの申し込み手続きを始めましょう。
審査の結果によっては上限金利となる可能性がある
カーローンの金利には幅が設定されているのが一般的で、審査後に適用される金利が上限金利になるケースも少なくありません。
カーローンを選ぶ際、できるだけ低金利のカーローンを選びたいとの思いから、下限金利に注目してカーローンを比較してしまいがちです。
しかし下限金利が適用されるには、審査の際に以下の項目で高評価を得る必要があり、ハードルが高い問題があります。
- 属性情報
- 安定した継続収入の有無
- 信用情報
- 他社借入状況
属性情報は年収、勤続年数など申込者本人に関する個人情報で、返済に回せるだけの収入があるか確認しています。
信用情報は ローンやクレジットの契約や申し込みにかかわる取引事実を登録した情報で、現在の借入状況や過去の履歴から返済ルールを守れるかチェック。
返済能力が不安定と判断された人ほど、金利が高くなる傾向です。
審査の結果によっては上限金利が適用される可能性もある点を踏まえ、カーローンを選ぶ際は下限金利よりも上限金利に注目して比較検討しましょう。
車の維持には毎月の返済以外にも費用がかかる
カーローンの利用を検討する際は、車の保有には車両の購入費だけでなく以下の維持費が必要な点を踏まえて予算を組む必要があります。
- 保険料
- 自動車税、自動車重量税、ガソリン税
- 車検費用
- 燃料費
- 修理費
- メンテナンス費用
- 駐車場代金
車に乗る機会が多い人は、燃料費だけで月1万円以上かかるケースもあります。
車の調子が悪くなったら修理費用も必要です。
個々を見れば大きな費用ではなくても、年間で計算すると決して安い金額ではありません。
カーローンを組む際は、車の保有や維持にかかる費用も考慮し、無理のない返済が可能か返済計画を立てて検討しましょう。
理由を問わず車を手放してもローンは残る
カーローン返済中、やむを得ない事情で車を手放さなくてはならなくなったとしても、ローンの残債は消えません。
以下のやむを得ない理由で家計が悪化したとしても、ローンの支払いは続ける必要があります。
- 病気
- 事故
- 失業
カーローンを組む際は、不測の事態に備えて以下の対応策を知っておきましょう。
- 金融機関やローン会社への相談
- 車の任意売却
- 債務整理
ローン返済が難しくて車を手放さなくてはならないケースでは、金融機関やローン会社への相談が重要です。
車を手放す前の段階で相談をすれば、返済期間の延長や一時的な支払い額の減額に応じてもらえる可能性があります。
どうしても車を手放さざるを得ないときは、任意売却を検討しましょう。
任意売却をすれば車の売却代金をローンの残額の返済に充てられるので、売却額が高ければローン残額を完済した上で、余剰金が発生することもあります。
売却額よりもローンの残高が多ければ、残りの金額を用意しなければいけません。
車を売却しても残金が大きく返済が困難なときは、できるだけ早い段階で専門家に債務整理の相談をしましょう。
審査に通らず再申込するなら対策を立てる必要がある
カーローンの審査に通らず再申込を検討する際は、審査通過の可能性を上げる対策を立ててから申し込み手続きを行う必要があります。
同じ状況で申し込んでも、審査落ちの原因が改善されていなければ審査通過は難しいです。
一般的に、金融機関やローン会社は審査落ちの具体的な理由を公表していません。
ただし審査落ちの主な原因は以下の5つに集約されるので、該当するものがある人は原因を改善してから再度申し込みましょう。
- 申込条件を満たしていない
- 安定した継続収入を得ていない
- 信用情報に長期滞納や債務整理の情報が登録されている
- 短い期間にカーローンを含む複数の金融商品に申し込んでいる
- すでに複数のローン契約や借入を行っている
申込条件を満たさず安定した収入を得ていないと、融資対象とならないので審査に通過できません。
信用情報に長期滞納や債務整理の情報が登録されていると、過去に返済トラブルを起こしていた事実が問題視され審査通過が困難となります。
短期間に複数の金融商品に申し込みをしていたり、すでに複数の借入が合ったりするケースも、審査で「お金に困っている申込者」と見なされる要因となるので、審査落ちの原因となり得ます。
上記の原因にあてはまるものがあると、審査で返済能力や信用に問題があると判断されるので審査通過が難しくなります。
再申込をする際は自分に審査落ちの原因がなかったかを洗い出し、原因を解消した上で申込手続きを取りましょう。
カーローンの金利が気になる人向けのよくある質問
カーローンの金利が気になる人向けのよくある質問は以下の通りです。
- カーローンの適用金利はどんな仕組みで決まりますか?
- 金利が安いカーローンに借り換えると返済総額は安くなりますか?
- 審査に落ちたら他社のローンに申し込んだ方がいいですか?
適用金利がどのように決まるのか知りたい、借り換えたら総支払い額が安くなるか確認したいといった悩みを持つ人は少なくありません。
疑問点は解消して、納得の上でカーローンに申し込みましょう。
カーローンの適用金利はどのような仕組みで決まりますか?
カーローンの適用金利は、金融機関が審査で申込者の返済能力や信用力を総合的に判断して設定します。
審査で返済能力や信用力の判断材料とされるのは以下の項目です。
年収や勤続年数などの属性
収入の安定性
他社借入状況(借入件数・借入残高)
信用情報(金融取引の履歴や金融トラブルの有無)
年収が高いとカーローンで借りられる金額も高くなり、金額が高いほど低い金利が適用される傾向にあります。
勤続年数が長ければ仕事を辞める可能性が低いと判断されて、審査で有利になりやすいです。
毎月決まった金額の収入があり、過去の金融取引でトラブルを起こしていないと、延滞のリスクが低いと判断されて金利が低くなる可能性も。
上記を判断材料とした審査結果に加え、保証人の有無やキャンペーンや特典が適用されるかによっても適用金利は変わります。
金利が安いカーローンに借り換えると総支払額は安くなりますか?
一般的に、低金利のカーローンへ借り換えると利息負担が軽減されるので、総支払額が安くなる可能性があります。
ただし、借り換えには以下の注意点やリスクもあり、必ず総支払額が安くなるとは言えません。
- 手数料や事務費用といった諸費用が発生する
- 借り換え時に返済期間を延ばすと利息負担が増える可能性がある
- 金利差が小さいと軽減できる利息額も小さい
借り換えで総支払額が安くなるのは、金利が低くなって利息負担が軽減されるためです。
しかし軽減できる利息負担より借り換えに必要な諸費用が高ければ、総支払額はかえって増えてしまいます。
借り換えを機に返済期間を延ばしたときも、利息を支払う期間が長くなるので、総支払額が高くなるケースがあります。
借り換えを検討する際は、借り換え前後の総支払額を正確に算出して比較しましょう。
審査に落ちたときは他のローンに申し込んだ方がいいですか?
やむを得ない事情があり、審査落ちから間を置かず他ローンへ申し込まざるを得ないときは、以下の対策を取ってから申し込みましょう。
- 頭金を増やす
- 借入希望額を下げる
- 返済期間を延ばす
- 保証人を用意する
頭金を増やす、借入希望額を下げるといった対策を行えばローンを組む金額が減り、審査に通る可能性があります。
返済期間を延ばすと月々の返済額が少なくて済み、無理なく返済できると判断されやすいです。
保証人がいれば、万が一延滞があっても保証人が支払いを続けてくれるため、金融機関からの評価は高まります。
ただし保証人に迷惑をかけないよう、返済計画を立てて無理のない金額のみを借りましょう。
審査に落ちてすぐ同条件で他のカーローンに申し込むと、審査落ちのリスクが高いです。
カーローンの利用を急ぐなら、可能な対策を取ってから他社への申し込みを検討しましょう。
ただし短期間に複数のローンに申し込むと、金融機関から多重申込とみなされます。
審査で多重申込をしていると判断されると「複数社からの借入が必要なほどお金に困っている」「将来、多重債務に陥る可能性がある」として、審査通過が難しいです。
審査に落ちたからといって、同時に複数社へカーローンを申し込むのは避けましょう。